A long time ago in a galaxy far,far away...

僕は、合間をぬって2度、遥か遠い銀河系へと光速でワープした。大いなる冒険は胸を高ぶらせ、時に笑い、時に涙させてくれた。豊かな時間だった。

スターウォーズ。なにがこうも人々を熱狂させるのか。僕はファン度でいったら並。レアグッズを多数所有しているわけでもないし、僕の友人のようにイントロを聴いただけで第何作かを当てられるほどに長けてもいない。しかし、やはり、避けて通るわけにはいかないのが男の性であり、スターウォーズなのである。

初めて劇場でスターウォーズを観たのは、1999年。今から16年前に公開されたエピソード1ファントムメナス。


エピソード1を観るために友人たちと集まり、エピソード4,5,6を予習した。当時小学生だった僕らは幼き日のダースベイダー、アナキン・スカイウォーカーの冒険に心躍らせ、シスの刺客、ジョーダン1のように黒×赤まだらのタトゥーで全身を覆う、センセーショナルなダースモールに戦慄した。(ダブルブレードのライトセーバーにも!)

出典:navermatome

続く、エピソード2。僕は中学生になった。友人に先行試写会のチケットが当たったので観に行こうと誘われた。しかし、家の用事でどうしても行くことができず、次の日、「ヨーダマジヤベェ!」と言って騒ぐ友人たちがとてつもなく羨ましく、家に帰って激怒した。今思えば家族は無実だが、当時こじらせてダークサイドに堕ちた僕の心境はライトセーバーが手元にあったなら、所かまわず振り回して暴れていたであろう。そんな気分だった。

エピソード3を持って、アナキン少年は青年に。恋におちて、暗黒面にも堕ちた。そしてダースベイダーの誕生を以って、スターウォーズは完結を迎えた。はずだった。

長き沈黙を破り、時を超え、銀河を越えて、スターウォーズが僕らのもとに帰還した。いや、新しいスターウォーズがここに目覚めたのだ。

エピソード3を持って、アナキン少年は青年に。恋におちて、暗黒面にも堕ちた。そしてダースベイダーの誕生を以って、スターウォーズは完結を迎えた。はずだった。

長き沈黙を破り、時を超え、銀河を越えて、スターウォーズが僕らのもとに帰還した。いや、新しいスターウォーズがここに目覚めたのだ。何気ない1シーンに笑顔と涙がこみあげる。映画館の席に座る僕らは、小学生のあの頃に確かに戻り、一喜一憂した。銀河を駆ける僕のクルーのメンバーは申し分ない。ハン・ソロのように勇敢でチューイのように寛容、さらにC-3POやR2-D2のように愉快だ。ルークのように強靭なフォースと、レイアのような優美さも持っている。(しかしオビワンやヨーダのような卓越した技巧はあっても、残念ながら成熟した知恵と経験は持ち合わせていないのかもしれないが。)

そして何より、スターウォーズレガシーにとりまく、宇宙のように広がる大きな愛に溢れている。

僕の、愛すべき人たちが、これからもフォースと共にあらんことを。

この日、同回を観にきていた山梨住みます芸人いしいそうたろうさんとエンドロール後に邂逅。(佐藤浩市さん公認のモノマネ芸人さんとしても有名。)多方面でご活躍されているそうたろうさんも大のスターウォーズファン。本編上映前、館内消灯時に拍手の先陣を切って大いなるフォースを巻き起こした張本人。ジェダイの鏡である。今後も修行を積み、マスターとなってその名を銀河系全土に轟かせることになってほしいと陰ながら願い、勝手に応援させていただきます。

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