小豆島 エピソード1 エンジェルロード・小豆島 オリーブ園 SHODO ISLAND EP1 Angel Road・Olive Park

100記事目。ゆっくりと空いた時間で更新し続けたブログも気づいたら100件。最近何もかもが早すぎる。時間にしろ、情報の伝達にしろ、ファッションなどのトレンドにしろ、僕はもともとゆっくりな人間なので付いていくのが大変だ。そもそも付いていく気すらさらさらないのだが。自分の興味のある物事に対して正直でいること。自分の行きたい場所へ行き、自分の会いたい人に会い、言葉を交わす。ただこれだけだ。動機は至ってシンプルに。者と物との出会いを積み重ねていく。プロブロガーともなれば1日数件〜10件以上ブログを更新するそうだが、あくまでこのサイトは備忘録であり日誌。ライフワークのようなものだ。日々の行く先々の出来事を記録した旅行記として運営している。役に立つ情報かどうかは分からないが、楽しく読んでもらえれば恩の字である。

さて、早すぎる時間に押し出されるようにして、僕たちは島へと向かった。旅の仲間は20年以上ずっと顔を合わせている地元の友人たちだ。舞台は小豆島。瀬戸内海は草間彌生のかぼちゃで有名なアートの島、「直島」を筆頭にたくさんの島々が点在する。小豆島は瀬戸内の島でも2番目に大きい島。人口は2万8000人ほどだ。ここに決めたのは、特に理由はない。強いて言うなら安かったからだ。知らない土地ならどこでもいい。そこで仲間と過ごす時間に重きを置いた。

成田空港から飛行機で1時間と少し。高松空港に降りたちリムジンバスで40分。高松港から1日15便出ているフェリーで1時間。小豆島に到着する。途中、空港へ降りたってから港までは若い観光客も多いが、たいてい直島はじめよそ行きの船へ乗ってしまう。それでも小豆島へ向かう人を見かけるとなんだか嬉しい。

島の名産はオリーブだ。日本で一番最初のオリーブの原木や昭和天皇が手入れをしたというオリーブの樹などが小豆島オリーブ園で見られる。オリーブを使った化粧品やグッズ、食べ物などもたくさん売られている。また、オリーブ園と隣接するオリーブの丘は小芝風花主演「魔女の宅急便」のロケ地として使われたギリシャ風車がある。キキのホウキが撮影用に設置してあり、黒のワンピースを着て飛び跳ねている魔女っ娘たちが写真を撮り合っていた。日系アメリカンのインテリア・デザイナー、アーティストであるイサム・ノグチのデザインした遊具や作品を展示したギャラリーも敷地内にある。インテリアが好きな人はぜひとも立ち寄っておきたい。

代表的な観光スポットの一つとして鈴木亜美が初主演し、小豆島を舞台とした昼ドラ「ラブレター」に出てきた「エンジェルロード(天使の道)」がある。潮の満ち引きで海に道が現れる場所だ。日によって出現時間が違うので、フェリー乗り場もしくはウェブでチェックしてから向かうのがいいだろう。日本全国に数ある「恋人の聖地」の一つでもあるので、カメラを携えたインスタ映え女子やカップルが多くいるスポットである。そんなリア充を横目に男4人は島の探検に汗を流す。

島一周は130キロほど、3時間もあれば車でぐるりと周れてしまう。高松からレンタカーを借りてもいいがフェリーに積載する料金が別途かかるので今回は、フェリーで渡ってからホテルでレンタカーをチャーターした。見所はたくさんあるが、何より、人のいない海岸でボーッと海を眺めている時間が一番多かったかもしれない。島なので海と山、両方のロケーションが楽しめる。最近は移住者も増えており、飲食店、クラフトビールやアートスポット、新しいお店や取り組みが増えているようだ。ページ最下部、小豆島が運営するウェブサイト旅ナビを参照してほしい。ジャンル別に見所が紹介されていて見やすい。

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