小豆島 エピソード2 うどん來家(おいでや)・居酒屋なぎさ SHODO ISLAND EP2 OIDEYA(UDON)・NAGISA(IZAKAYA)
本場のさぬきうどん。ツルツルでコシがあってもちろん美味しかったが、あらためて普段利用する「丸亀製麺」のポテンシャルの高さにも同時に驚くこととなった。さぬきの味を全国に広めた立役者でもあるが、どこでもハイクオリティな味を提供しているのは本当にすごい。
夜は居酒屋へ。と言っても土庄付近で行ける範囲は限られる。タクシーも少なく来るまでに30分待たなければならないという。僕らは徒歩で20分ほどかけて居酒屋を目指す事にした。食べログで一番イケてそうな居酒屋を探して目指した「なぎさ」はローカルの人たちでいっぱい。もともと、喫茶店として営業していたという店内はとても賑わっている。海の幸からありとあらゆるメニューがある。ピラフはなんか喫茶店のなごりっぽい。隣りで飲んでいた郵便局長いわく「島一番の居酒屋」と称していたが、まんざらジョーダンではなく、次の日もランチを探しているときに全く違う場所で「なぎさ」をおすすめされたので確かだろう。本当にどれを食べてもおいしかった。
「島の人たちじゃないですよねえ。顔つきやカッコが島の人と違いますもんねえ」なんて関西訛り(四国?)でにこやかに声をかけてくれる女性の店員さん。僕らに年齢が近く、とても気さくで感じのいい人だ。飲みながらいろいろ話していると、島への移住者はいるけれど人口は減っている(特に若い人)という。たいてい、島から神戸、大阪、京都など関西圏の都市に出てしまう人が8割。残りの2割は東京、または九州へ出てしまう。店員さんも一度は神戸に住んでいた「Uターン組」なのだ。島には島の地方事情があるが先の記事で言うように、移住者やUターン組が新しいお店を出したり、島の若者たちが新たな小豆島の文化を創っていることもまた事実である。「なぎさ」に置いてあった「地上で読む機内誌」をコンセプトに斬新な切り口で世界中を旅するトラベルマガジン「PAPER SKY」の小豆島号でもそんな情報が見てとれた。とはいえ、1200年前から続く小豆島お遍路88箇所巡りを特集し、先人たちの築いた偉大な文化への敬意と経緯を忘れないところがさすがはペーパースカイだ。
友人は島みたいなかたちの顔をしているが、島(に住む人)の顔ではないらしい。
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