小豆島 エピソード4 迷路のまちのアートギャラリーメイパム・迷路のまちの本屋さん SHODO ISLAND EP4 MeiPAM1/Maze Town Bookstore

小豆島の「迷路のまち」の歴史は旧く、海賊からの襲撃や戦争時には敵の攻撃から守るために意図的に複雑な構造につくられた。また海風から家屋や人々の生活を防護する役割もあったそうだ。その跡地は迷路のように入り組んでいることから「迷路のまち」と呼ばれているのだ。散策は徒歩で。車は近くに専用の駐車場があるので検索してそこに停めよう。

跡地や空いた家屋を利用して現在ではアートギャラリー、雑貨屋さん、飲食店、カフェなどが集まった観光地となっている。その中心になっているのがMeiPAM。Meiro Performance Art Marche(表記はeの上にアクセントが付く)の略で、アート活動を展開している。ここMeiPAM1は迷路のまちの起点にして拠点である。向かいには迷路のまちの本屋さんがあり、カフェを併設。店内には小豆島にまつわる本や小説、マイクロパブリッシングが出版する雑誌、ローカルに特化した本、アートに関する本など大型店にはないインディペンデントなラインナップが取り揃えられている。「小豆島カメラ」という、小豆島のライフスタイルを捉えた写真も展示されていた。



満面の笑みだがこの後、彼に悲劇(スズメバチ)が襲いかかる。


せっかくだから、休憩がてらゆっくりコーヒータイム。エンジェルロードになぞらえたエンジェルソフトが可愛い。お店のスタッフさんは山梨で働いていたこもあるという。素敵な偶然だ。お店には運営スタッフであろうオシャレな若者たちが出入りする。店内に紛れてしまったスズメバチをひょいっとスマートに外へ逃がしたかっこよすぎる外国人の方は、観光客だろうか。(僕らは為す術なく見て見ぬふりするヘタレぶりを発揮。仲間の1人は執拗に襲われて、外に出した後も逃げ回っていた)立派なカメラを携えていた。エンジェルロードには多くの観光客がいたが、ここにはカルチャーを求めてやってくる若者が多いのだろう。偶然カフェで居合わせた女子二人組はエンジェルロードでも見かけたが、ひときわオシャレな格好に身を包んでいた。自前のカメラ片手に撮影に勤しんでいる。旅行とは不思議なもので、その場に居合わせた人にどこから来たのかその経緯を聞きたくなるのは職業上ゆえだろうか。結局、スズメバチ騒動(ウチの仲間がお騒がせしました)でそれどころではなく話しを聞くことは出来なかった。

MeiPAMは迷路の街の中に1〜5まであり、それぞれ独立した展示を開催している。このMeiPAM1で通し券、または単館閲覧券を買うと展示に入ることが出来る。マップを片手に、宝探しさながらアートギャラリーやショップを回るのが迷路のまちの楽しみ方のひとつ。MeiPAM1では展示閲覧は無料。シンボリックな迷路の塔は、無限に螺旋が続いているような写真が撮れる不思議空間。ギャラリーではオビカカズミさんの絵画展「しま、しま、しま」が開催中。切り絵のような独特のタッチと色彩で島の風景や食材、料理、模様を描く。島へ来るのは初めてだがなんだか懐かしさを憶え、切り取った空気の温度を感じられる作品群である。ギャラリーショップでは島にまつわるクリエイターたちによる雑貨が購入できる。自分用にはもちろんお土産にも喜ばれる品々だ。

飲み過ぎてむくんでいます。ひどいツラ。

オビカカズミさんの「しま、しま、しま」は来年の1月まで開催中。ギャラリーへ続く階段は頭上に注意が必要だ。注意力が欠陥している人物は頭をぶつける。

ぶつけて倒れた。


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