Bali Baby in YONEHARA YASUMASA Exhibition『FXXK YOU ALL』at TRUNK HOTEL

人形のようなルックスのBali Baby(バリベイビー)。アトランタ出身のアーティストである。会場となったTRUNK HOTELで小柄ながらパワフルなライブを披露してくれた。バリベイビーについては僕が友人と運営するブログで紹介しているので参照してほしい。年末には、日本のフィメールアーティストELLE TERESA(エルテレサ)と楽曲で共演している。今後の活躍が楽しみ。

Elle Teresa - ZOMBITCH ft. Bali Baby (Dir. By ChenRoy) [Official Video] via YouTube

2017年、編集者でありアーティストの米原康正は新たな表現を惜しげもなく都内各所で披露した。

『i am growing out my bangs』と名付けられたアートツアーシリーズの最後を締めくくるエキシビション『FXXK YOU ALL』は渋谷TRUNK HOTELで行われた。写真の上にカラフルで有機的なドローイングを自ら施し、全く新しい作品としてリボーンさせてきた。最後の題材として選んだのは永遠のセックスシンボルマリリン・モンロー。エキシビションステイトメントのイントロダクションでは「マリリンモンローはセックスにおいて一度もエクスタシーを感じたことがない」という衝撃的な事実を知らされる。マリリン・モンローにとっての、男社会に対するカウンターではないか?そんな想像が米原康正の創造意欲をかきたてたのだ。“前髪”を伸ばし目や顔を覆い隠したマリリン・モンローは、僕らがどこかで目にしてきたはずであろうそれとは異なる。妖艶で挑発的なイメージから一転、威圧的ともいえるパワーを帯びて、男中心の社会で形成されたセックスシンボルに迎合しない新たなマリリン・モンロー像を描き出した。


そんな個展にボンドガールならぬ、ディーヴァとしてフィーチャーされたのがバリベイビーちゃんだ。バリベイビーちゃんも既存のラッパー像には当てはまらない。ニュータイプのゲットー(?)プリンセスという感じ。セレブっぽくてギャングっぽくて、大人と子どもの合間というか。キュレーションの妙である。TRUNKでアトランタ直送のトラップを鳴らし『FXXK YOU ALL』を掲げる米原康正の、徹底したカウンターっぷりに脱帽だ。足下はがっちりAsics Tigerがサポート。





ライブ後のHABANERO POSSEのBINGOさんのDJもめちゃくちゃよかった。かっこつけてバーカンに身体預けてる場合ではない。僕はJoey Bada$$とXXXTENTATIONかかったときはもうなりふりかまわずアガっちゃったよね。周りが誰も踊っていなくても、パーティとはかくあるべきだ。アホ丸出しの田舎者だけれど、僕はそれでいい。


現在、米原康正は、古賀学、白根ゆたんぽとともに結成したセクシー三銃士ユニット「古白米」でのエキシビション第2弾「もっとセクシーハラジュク」を開催中。第1弾は行けたけど、今回はスケジュールの都合で行けなさそう。悔しい。

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