Pray for Tainan

2月6日、台湾南部を大きな地震が襲った。台湾は普段、地震が起きるような場所ではないそうなので、建造物がとんでもない倒れ方をしている。昨年12月31日から3日間ほど台湾で過ごした。私たちがいたのは台北で、今回地震のあった台南地域には行くことはなかったが、今まで地震がなかった土地でこのようなことがあるということは、いつ何時、どこにいても、災害、事故、事件に巻き込まれる可能性はあるということである。3.11に被災した人も、昨年起きたパリ市内のテロも、想像もしていなかったことが突然目の前に降りかかってきたのだ。世界中の至るところで、目には見えない出来事が目には見えないスケールで、毎日、起こっている。忘れてはいけないのは、日本が東北大震災で窮地に陥ったとき、台湾は国レベルで多大なる支援をしてくれたということだ。台湾に住む直接の知人や、私たちの日本の友人が台湾の人々と親交があったりもする。世界中で知り合いが8人いればみんな繋がっているという説がある。最近それをFacebookに置き換えると6人程度で世界中のFacebookユーザーと繋がることができるそうだ。オンラインではない人々や地域が未だ、世界にはたくさんあるのだが、かつての時代よりも世界はぐっと近くなっているということだ。恩返しという言葉はふさわしくないかもしれない。規模は違うかもしれないが、友人が困っていたらなんとか助けてあげたいとは思わないだろうか。SNS上でこんな言葉を目にした。募金をすることも必要だけれど、その場所へ行くことも立派な支援になると。風評被害という二次災害を危惧しての言葉だ。どんな小さな街でも、観光客は地域を潤す重要なファクターだ。お金をその土地で使うことや現地の確かな情報を発信することも、復興に向けた大きな推進力になるだろう。だから今度台湾へ行くときは、台北以外の場所へも足を踏み入れてみたい。Retripではそんな台北以外の魅力を紹介している記事をいくつか、見つけることができたので参照してほしい。震源となった高雄市はグルメも豊富にあるそう。



今回の地震で被害にあった人々の生活が、1日でも早く、失ったものより多くの希望で溢れることを祈る。



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